チーム戦(前編)
2005年1月16日GP大阪にてサイタマの人達が素晴らしい成績をあげたのに発奮され、この度ワタクシめもチームを結成し、勝負に臨みました。
勿論チームを組む以上、自分に自信のあるフォーマットを選択するのは当然なこと。
それは………パチンコです。
……デスヨネーw
勝負の舞台となったのは先日の日記に書いたように、みずほ台にあるD店でした。(←店名を明記しないのは明らかに「パチプロ日記(田山幸憲著)」の影響ですw
おっと。パートナーの紹介が遅れました。今回オファーしたのは最近よくつるんでるちたんでございます。彼のパチンコ歴はほぼないに等しいものの、MTGでは散々世話になってる相手。さぞやクールなプレイングでチームを牽引してくれることでしょう。
対戦台は予告どおり「CR新世紀エヴァンゲリオンSN」であります。正直ぱっと見のスペック(大当たり確率1/262.1)はかなり甘いと思う。おそらく新規格である、スタートチェッカーでの払い出し玉数の3個と大当たり時のアタッカーカウント数9の影響かと思うが、「ちょっと出玉の少ない権利モノ」と考えれば、回転させる度に3個払い出される分お得感すらある。
これならば、あまり軍資金を使いたくなさそうなちたんがいても問題はあるまい…と考え、自分の軍資金3万に相手のフォロー分としての2万、合計5万円を用意した。
まずは駅前でちたんと合流。D店へと移動。
自分達はD店の会員ではないので、先に会員が入場しているなか、入り口前にて待機。やはりバイ持ちの優位性は否定出来ないところだが、エヴァの設置台数は22。どうにかなるだろう…と思いながら開店5分前に入店。
エヴァの島内に入り、とりあえずデータのチェック。ぱっと見て前日の大当たり最高回数40の台があって驚くが、後になって理由が判明。とりあえず前日そこそこ大当たり回数を記録している台を探し、都合よく隣通しで条件を満たした箇所を発見。232番台(24回)と233番台(25回)。そこを荷物でキープし、紙幣から500円玉に両替して開店を待つ。自分の経験では稼働時間×2の大当たりペースで勝ち。×2.5で大勝ち、×3以上で爆発と考えている。埼玉では10時開店〜22時半閉店の店が多いので、24回前後の大当たり台が打つのに無難だと判断した次第だ。
ともあれ10時。開店の音楽と共に、打ち始める。セル版左側にいる綾波レイのプラグスーツが白く浮き立ち艶かしい。…などと煩悩に耽る暇も無く、淡々と500円玉が吸い込まれていく。
…当たらない。ちたんと交互に両替機との往復に勤しむ事に。特に自分の台。1000円あたりの回転数は18回を越えるかどうか、といった程度。対してちたんの台は良く回っている。聞くと1000円あたりで21回転はあるとのことだ。それを聞き、ひとまず安心する。このスペックで21回転ベースなら店の用意した少ない開放台なのだろう。おそらく長時間回せば確実に勝てるはずだ……
しかし思惑通りには行かず、お互いに確率分(262回転)を回しても当たりがこない。ましてや、回りっぷりはずこぶる順調なちたんの台はとにかくリーチやミッションモードなどの演出がほとんど無い状態。こっちもやはり回りが悪く、お互いに焦る。
とにかくちたんの軍資金が尽きる前に大当たりを引かなければ!と500円を投入しつづけること20500円目、回転数にして340回転目にミッションモードから大当たり。しかしノーマル。これはキツイ………
とにかく、勝利(この状況ではすでに厳しいが)を目指すにはちたんの台がキー。ボーダーを越えた台での長時間勝負が前提になってくる。とりあえずちたんに自分の3000円を渡し、ひたすら回すように指示。更にこちらの出玉を使って随時補充。だが当たらない。回転数が450を突破し、こちらも二の矢が放てない。どうする?
と、ここでちたんが想定外の行動に出る。なんと資金の補充に出て行ってしまったのだ。一度「資金の補充しようと思うんだけど」と言われたのだが、こちらは止めるように言ったのだが、それを振り切っての行動には驚かされた。
ちたん、すまなかった。…おまえはファイターだ。やつのハートは想像以上に熱い事に気付かされた次第である。自分もまだまだだと感じた瞬間であった。
しかし、パチンコのセオリーにおいて途中に行う軍資金の補充は自滅への一歩だ。正直褒められる行動ではない。アツくなるのは自滅への近道なのだ。素人にはオススメ出来ない。
実はこの行動が今日の重要なキーポイントだったとはどうして気付けようか。ちたんの「倍ハマリ(530回転)までは耐える」という強い意志が自分達の停滞していた空気を吹き飛ばすきっかけを与えてくれるとは。
彼が戻ってきてから再び自らの現金で投資し続けること504回転目、ついに大当たりが彼のもとにやってきた。しかも確率変動である。3連で終わってしまうも、これでようやく持ち玉での勝負へと移行したちたんに安堵の表情が浮かぶ。その後も、確率変動こそ引かないものの、100回転内で通常絵柄にて2回大当たりするちたん。4箱強を瞬く間に積み上げる。よしよし。
こうなると今度は自分が!と意気込みたいところなのだが、今度はこちらがはまってしまう。確率分を軽く蹴飛ばし、350回転させてもダメ。出玉はとうに尽き、再び現金投資することに。
だが、触れるのが遅れたのだが、D店では「出玉移動・共有OK」の営業形式を取っている。そのおかげで、ちたんからの惜しみない玉のアシストをしてもらったのには助かった。こちらの台は回転ベースが低く、2回連続で確率内での当たりを逃した点から、『死に台』であることが濃厚であると判断し、ちたんにも話したのだが「倍までは回してみようぜ」と励まされたため続行することに。多分一人で打っていたら十中八九台を捨てていたはずである。
そして恥をしのんでこちらもひたすら回すこと553回転目、ついにこちらにも確率変動での大当たりが。残念なことに2回で終わってしまったが、その後82回転で単発を引き、どうにか溜飲を下げる。
ちたんはその後も徐々にではあるが(確率変動が引けないため)出玉を伸ばしている。彼だけの収支でいえば黒字に転じており、更には300回転越えの中ハマリ後通算4度目の確率変動を引き当てる。それにしても相変わらず、リーチのかかりが悪いのだが、まれにかかるリーチがとことんアツいパターンまで発展するのはせめてもの救いなのかもしれない。あとはこの機種最大の醍醐味というべき『暴走モード』の突入率が高かったことも追記しておく。ともあれ、回りっぷりは不満無いものの、その他には不満タラタラな彼の姿が印象的であった。w
ちたんの確率変動は4連で一気に大幅黒字へ。島内でもなかなか好調な出玉推移にこちらとしても満足。こうなると気になるのは自分の出玉。残念なことにこちらは肝心の確率変動が引けない。出玉も残り1箱を切ってしまい、台移動を試みるものの、移動先はまだ打つ気のある人がいて移動は失敗。なんだか一人空回りしているようで恥ずかしいやら情けないやら…。
〜後編につづく〜
勿論チームを組む以上、自分に自信のあるフォーマットを選択するのは当然なこと。
それは………パチンコです。
……デスヨネーw
勝負の舞台となったのは先日の日記に書いたように、みずほ台にあるD店でした。(←店名を明記しないのは明らかに「パチプロ日記(田山幸憲著)」の影響ですw
おっと。パートナーの紹介が遅れました。今回オファーしたのは最近よくつるんでるちたんでございます。彼のパチンコ歴はほぼないに等しいものの、MTGでは散々世話になってる相手。さぞやクールなプレイングでチームを牽引してくれることでしょう。
対戦台は予告どおり「CR新世紀エヴァンゲリオンSN」であります。正直ぱっと見のスペック(大当たり確率1/262.1)はかなり甘いと思う。おそらく新規格である、スタートチェッカーでの払い出し玉数の3個と大当たり時のアタッカーカウント数9の影響かと思うが、「ちょっと出玉の少ない権利モノ」と考えれば、回転させる度に3個払い出される分お得感すらある。
これならば、あまり軍資金を使いたくなさそうなちたんがいても問題はあるまい…と考え、自分の軍資金3万に相手のフォロー分としての2万、合計5万円を用意した。
まずは駅前でちたんと合流。D店へと移動。
自分達はD店の会員ではないので、先に会員が入場しているなか、入り口前にて待機。やはりバイ持ちの優位性は否定出来ないところだが、エヴァの設置台数は22。どうにかなるだろう…と思いながら開店5分前に入店。
エヴァの島内に入り、とりあえずデータのチェック。ぱっと見て前日の大当たり最高回数40の台があって驚くが、後になって理由が判明。とりあえず前日そこそこ大当たり回数を記録している台を探し、都合よく隣通しで条件を満たした箇所を発見。232番台(24回)と233番台(25回)。そこを荷物でキープし、紙幣から500円玉に両替して開店を待つ。自分の経験では稼働時間×2の大当たりペースで勝ち。×2.5で大勝ち、×3以上で爆発と考えている。埼玉では10時開店〜22時半閉店の店が多いので、24回前後の大当たり台が打つのに無難だと判断した次第だ。
ともあれ10時。開店の音楽と共に、打ち始める。セル版左側にいる綾波レイのプラグスーツが白く浮き立ち艶かしい。…などと煩悩に耽る暇も無く、淡々と500円玉が吸い込まれていく。
…当たらない。ちたんと交互に両替機との往復に勤しむ事に。特に自分の台。1000円あたりの回転数は18回を越えるかどうか、といった程度。対してちたんの台は良く回っている。聞くと1000円あたりで21回転はあるとのことだ。それを聞き、ひとまず安心する。このスペックで21回転ベースなら店の用意した少ない開放台なのだろう。おそらく長時間回せば確実に勝てるはずだ……
しかし思惑通りには行かず、お互いに確率分(262回転)を回しても当たりがこない。ましてや、回りっぷりはずこぶる順調なちたんの台はとにかくリーチやミッションモードなどの演出がほとんど無い状態。こっちもやはり回りが悪く、お互いに焦る。
とにかくちたんの軍資金が尽きる前に大当たりを引かなければ!と500円を投入しつづけること20500円目、回転数にして340回転目にミッションモードから大当たり。しかしノーマル。これはキツイ………
とにかく、勝利(この状況ではすでに厳しいが)を目指すにはちたんの台がキー。ボーダーを越えた台での長時間勝負が前提になってくる。とりあえずちたんに自分の3000円を渡し、ひたすら回すように指示。更にこちらの出玉を使って随時補充。だが当たらない。回転数が450を突破し、こちらも二の矢が放てない。どうする?
と、ここでちたんが想定外の行動に出る。なんと資金の補充に出て行ってしまったのだ。一度「資金の補充しようと思うんだけど」と言われたのだが、こちらは止めるように言ったのだが、それを振り切っての行動には驚かされた。
ちたん、すまなかった。…おまえはファイターだ。やつのハートは想像以上に熱い事に気付かされた次第である。自分もまだまだだと感じた瞬間であった。
しかし、パチンコのセオリーにおいて途中に行う軍資金の補充は自滅への一歩だ。正直褒められる行動ではない。アツくなるのは自滅への近道なのだ。素人にはオススメ出来ない。
実はこの行動が今日の重要なキーポイントだったとはどうして気付けようか。ちたんの「倍ハマリ(530回転)までは耐える」という強い意志が自分達の停滞していた空気を吹き飛ばすきっかけを与えてくれるとは。
彼が戻ってきてから再び自らの現金で投資し続けること504回転目、ついに大当たりが彼のもとにやってきた。しかも確率変動である。3連で終わってしまうも、これでようやく持ち玉での勝負へと移行したちたんに安堵の表情が浮かぶ。その後も、確率変動こそ引かないものの、100回転内で通常絵柄にて2回大当たりするちたん。4箱強を瞬く間に積み上げる。よしよし。
こうなると今度は自分が!と意気込みたいところなのだが、今度はこちらがはまってしまう。確率分を軽く蹴飛ばし、350回転させてもダメ。出玉はとうに尽き、再び現金投資することに。
だが、触れるのが遅れたのだが、D店では「出玉移動・共有OK」の営業形式を取っている。そのおかげで、ちたんからの惜しみない玉のアシストをしてもらったのには助かった。こちらの台は回転ベースが低く、2回連続で確率内での当たりを逃した点から、『死に台』であることが濃厚であると判断し、ちたんにも話したのだが「倍までは回してみようぜ」と励まされたため続行することに。多分一人で打っていたら十中八九台を捨てていたはずである。
そして恥をしのんでこちらもひたすら回すこと553回転目、ついにこちらにも確率変動での大当たりが。残念なことに2回で終わってしまったが、その後82回転で単発を引き、どうにか溜飲を下げる。
ちたんはその後も徐々にではあるが(確率変動が引けないため)出玉を伸ばしている。彼だけの収支でいえば黒字に転じており、更には300回転越えの中ハマリ後通算4度目の確率変動を引き当てる。それにしても相変わらず、リーチのかかりが悪いのだが、まれにかかるリーチがとことんアツいパターンまで発展するのはせめてもの救いなのかもしれない。あとはこの機種最大の醍醐味というべき『暴走モード』の突入率が高かったことも追記しておく。ともあれ、回りっぷりは不満無いものの、その他には不満タラタラな彼の姿が印象的であった。w
ちたんの確率変動は4連で一気に大幅黒字へ。島内でもなかなか好調な出玉推移にこちらとしても満足。こうなると気になるのは自分の出玉。残念なことにこちらは肝心の確率変動が引けない。出玉も残り1箱を切ってしまい、台移動を試みるものの、移動先はまだ打つ気のある人がいて移動は失敗。なんだか一人空回りしているようで恥ずかしいやら情けないやら…。
〜後編につづく〜
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